スポーツのち晴れ

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ハリル解任の時期は正しかったのか 

サッカー日本代表監督のハリルホジッチ氏の解任が発表されました。W杯直前の解任ということもあって大きなニュースになっています。

今回の解任について主に2つの意見があると思います

  1. W杯の直前に解任するのはあり得ない。ハリルと心中するべきだ。
  2. これまでの試合の内容を考えると仕方のないことだ。

主にこの2つの意見があると思います。管理人は解任するならばもっと早い時期に解任すべきでW杯の直前に解任するのはあり得ないと考えています。

これから書くことは解任という結果から逆算して「解任するならばこのタイミングでするべきだった」という内容であり、決してこのタイミングでの解任に賛成というわけではありません。

 

ブラジルW杯で今までのスタイルではダメだと気付かされた日本代表は、縦に早いサッカーを好むハリルホジッチを代表監督に招きます。(アギーレの件は本筋とずれるので割愛します)この時はアルジェリアを率いて素晴らしいサッカーを見せていた監督が日本をどんなチームにしていくのかと胸躍らせました。しかし、W杯2次予選や親善試合で披露したサッカーは褒められるものではありませんでした。一抹の不安を持って迎えた最終予選。初戦のUAE戦でいきなりの敗戦を喫します。(この試合は不運でした)初戦に負けると突破の確率0%などとマスコミも騒ぎ立てました。その後は何とか勝ち点を重ね折り返しの時点で3勝1分け1敗とまずまずの成績を残しました。ただ試合内容は改善せず果たしてこの先勝てるのかと多くの人が心配していました。管理人もその1人です。しかしその後も最終予選では内容自体は悪いながらも勝ち点を重ね、ホームのオーストラリア戦でW杯出場を決めます。この試合は唯一ハリルホジッチのしたいサッカーの一端が見えた試合でした。(相手がポゼッションにこだわり過ぎていたというのもありますが)

 

1つ目のターニングポイントはここでした。ここで起こったのは結果が出ているから変えられないという現象です。チームは全く機能せず内容は最悪だったがW杯出場という結果を残したハリルホジッチ協会はここで思い切って変えるべきでした。オーストラリア戦の内容だけはよかったので変えにくかったのかもしれませんが。もしあの試合の内容も悪かったならば決断はもっと楽だったのかもしれません。

 

その後の国際試合でも試合内容の向上しない日本代表。そのうえ結果も出なくなってきたので不満が高まります。そして迎えた欧州遠征でブラジルに完膚なきまでに叩きのめされます。解任ムードが一段と高まる中迎えたベルギー戦。ハリルホジッチ率いる日本代表はベルギー相手に奮闘します。結果は敗戦でしたが、内容が向上した日本代表を見て解任ムードも静かになりました。

 

2つ目のターニングポイントはここでした。先ほど述べたことと同じことが起こってしまいます。土壇場に強いハリル。

 

その後東アジアE-1選手権でまたもやひどい試合内容を見せた日本代表。ここで解任するべきだったという人も多いと思いますが、この大会は国内組選手のテストの場であってハリルホジッチに非はないと思います。(むしろ国内組の選手が責められるべき)

 

そして前回の欧州遠征での体たらく。マリ・ウクライナ相手に日本代表のサッカーは全く通用せず1分け1敗。これがおそらく決め手になったのでしょう。

 

今日の午後4時に解任が発表。

 

果たして協会の判断は正しかったのでしょうか。個人的には上記のタイミングで解任しなかったならば続投させるべきだったと思います。前回の欧州遠征はグループステージを意識したものなのは明白。本戦前の最も大事と言っていい試合をハリルに任せたならばそのまま続投が正しい判断だと思います。

 

解任理由について選手との信頼関係を挙げていましたが、これはこの時期に解任する理由として納得できるものでは全くありません。もう1つの理由としてW杯で勝つ確率を少しでも上げるためと述べていましたが、データ収集に定評があり、本戦を想定して準備してきたハリルよりいい結果が望める監督をこの時期に呼べるのでしょうか。もし次期監督が本戦でいい結果を残せばこの決断はよかったと判断されるのかもしれませんが、あくまでそれは結果でありそれ以外の部分で日本サッカーは今回の騒動で何を得られるのでしょうか。

 

後任には技術委員長である西野朗氏が就くようですが、責任を取るべき立場の人間が次の代表監督になるという所に今の日本代表の根本的な原因があると思います。